第16課 ピリポのサマリア伝道
 

◎本文聖句 使徒 8125

◎関連聖歌 383章、268

◎暗証聖句 :“ピリポはサマリヤの町に下って行き、人々にキリストを宣べ伝えた。 群衆はピリポの話を聞き、その
         行なっていたしるしを見て、みなそろって、彼の語ることに耳を傾けた”(使徒
85-6

◎参照聖句 マタイ 1016~23 2816~20

◎目標 1)キリストのうえに受ける迫害を感謝しましょう

             2)時が良くても悪くても福音を伝えましょう。

◎勉強する内容

ステパノの殉教は初代教会宣教歴史において一つのターニングポイントになりました。彼の殉教は聖徒たちが各地に散らばって福音を伝えるきっかけになったからです。その代表的な例がピリポのサマリア伝道です。今日はピリポのサマリア伝道について勉強します。

 

1.迫害を受ける教会

初代教会の使徒たちは毎日聖殿にいようと、家にいようとイエス様をキリストと教え伝道するのを止めませんでした(参照、使徒 542)。すると、大祭司長とパリサイ人たちは憎しみで満ち、やがてステパノを石で打ち殺して、使徒たちを投獄したりするなどクリスチャンを大きく迫害し始めました(参照、使徒 518)。ここで使徒たちは自分たちの信仰を守るためにエルサレムから離れ、ユダヤとサマリアといろんなところに散るようになりました(参照、使徒 81)。

こんな迫害の中でも敬虔な人々は命の危険に耐えてステパノの死骸を葬って悲しみました。これとは対照的にステパノの死が当然だと思っていたサウロはキリストを信じる人々を捕まえて牢屋に入れるのに先頭に立っていました。しかし、このような迫害は福音を広く伝えるための神様の攝理の中で起こった事でした。

 

2.ピリポのサマリア伝道と魔術師シモン

ユダヤとサマリアのすべての地で散らされた人々は多くの人に福音を伝えました(参照、使徒 81-4)。この時、ピリポもエルサレムを離れ、サマリアに下って民たちにキリストを伝えました。すると聖霊の驚くべき御業が起きました。使徒 8 6節から 8節を見ると “群衆はピリポの話を聞き、その行なっていたしるしを見て、みなそろって、彼の語ることに耳を傾けた。汚れた霊につかれた多くの人たちからは、その霊が大声で叫んで出て行くし、大ぜいの中風の者や足のきかない者は直ったからである。それでその町に大きな喜びが起こった”と記録されています。

ところで、このサマリアの町にはシモンと言う魔術師が住んでいて、彼は長い間魔術を通してサマリアの民たちを驚かしました。それで身分が低い人から高い人まですべて彼について“この人こそ神様の能力を持った人だ”と言いました(参照、使徒 810)。

ところで、ピリポがサマリアの町で福音を伝えるとそれを聞いて人々が神様を信じてすべてバプテスマを受けるようになりました。その時、魔術師シモンも信じてバプテスマを受けて、専心でピリボについて彼が行うしるしと奇跡を見て驚きました(参照、使徒 813)。しかし、シモンは真の福音伝道のためにピリポに付きまとったのではなく、ピリポを通じて現われるしるしを見るためについていたのです。

 

3.サマリア の町に現われた聖霊の働き

エルサレムにいる使徒たちもサマリアでピリポの伝道によって多くの人が主を信じるようになったという話を聞くようになりました。それで、エルサレム教会はペテロとヨハネをサマリアに送ることを決めましたが、これは福音を受け入れたサマリアの人々が正しい信仰生活をするように助け合うためでした。 ペテロとヨハネがサマリアの町に行って見たら、人々がキリストの名でバプテスマを受けただけで、まだ聖霊のバプテスマは受けてないことが分かりました。それで、ペテロとヨハネが集まった人々に按手すると人々が皆聖霊を受けるようになりました。

このように、サマリアの人々はピリポの伝道を受け入れ、キリストを救い主として信じて救われただけでなく、ペテロとヨハネを通じて聖霊のバプテスマまで受けることでもっと堅固な信仰を持つようになりました。

 

4.咎められたシモン

ペテロとヨハネが按手すると人々が聖霊のバプテスマを受けることを見たシモンは使徒たちにお金でその力を買って自分も按手をすると人が聖霊を受けるようになることを求めました。すると、ペテロは“あなたの金は、あなたとともに滅びるがよい。あなたは金で神の賜物を手に入れようと思っているからです。 あなたは、このことについては何の関係もないし、それにあずかることもできません。あなたの心が神の前に正しくないからです。だから、この悪事を悔い改めて、主に祈りなさい。あるいは、心に抱いた思いが赦されるかもしれません”(使徒 820~22)と咎めました。

ペテロに咎められたシモンは自分の過ちを悟って恐ろしがって “あなたがたの言われた事が何も私に起こらないように、私のために主に祈ってください”(使徒 824)と言いました。

その後、ペテロとヨハネはエルサレムに帰る途中にサマリア人の多くの村を訪問してキリストの福音を伝えました(参照、使徒 825)。

私たちは今までサマリアの町に現われた福音運動と聖霊の働きを調べました。初代エルサレム教会の聖徒たちはユダヤ人から大きい迫害を受けるようになるとそれ以上エルサレムにとどまることができなくてユダヤとサマリアで散らなければならなりませんでした。彼らは散っていても自分の命を守ることなどにはこだわりませんでした。彼らはユダヤとサマリアすべての地に行って神様の国とキリストの福音を伝えました。

たとえ環境は難しくても彼らは聖霊充満でしたので、その熱い心を伝えなくては耐えられませんでした。その代表的な人がピリポでした。聖霊充満だったピリポがサマリアに行って福音を伝えると多くの人々が救われました。また、それだけでなく聖霊が強く働かれ、人々に付いた汚い悪霊が大声を出しながら追い出され、また中風病人も歩くようになって、サマリアに大きい喜びがあるようになったのです(参照、使徒 86-8)。

私たちが信仰生活をする時にも初代エルサレム教会の聖徒たちのようにいろいろな困難に会うことがあります。しかし、そんな時にもピリポのように大胆に福音を伝えることで聖霊の驚くべき働きを起こさなければならないでしょう。

 

◎聖書研究

1.イエス様を信じるという理由でユダヤ人たちから迫害を受けるようになったエルサレム教会の聖徒たちがとった行動
  は何ですか(勉強する内容参照)?

2.ピリポがサマリアに行って福音を伝えた時、どんなことが起こりましたか(勉強する内容参照)?


◎交わりと適用

1.キリストを信じる理由で迫害を受けた時、どんなに乗り越えたのかをお互いに話して見ましょう。

2.あなたは時が良くても悪くても福音を伝える事に力をつくしていますか?あなたの伝道対象者は誰ですか?
  また、あなたは彼を伝道するためにどんな事をしていますか
?