第6課 ヨシャパテの祈りと賛美 (2014.8.13)

1.神様の権勢と力を信じたヨシャパテ

南ユダのヨシャパテ王の時、モアブ人とアモン人の連合軍がユダを攻めようとしました。このような状況で、普通の人ならば、敵軍を防ぐために軍隊を募集して、戦争準備に力を注いだことでしょう。しかし、この知らせを伝えられたヨシャパテは、主に顔を向けて切に祈り、全ユダの民に断食を宣言しました。そして、主の宮にある新しい庭の前で民の中に立ち、このように祈りました。「私たちの父祖の神、主よ。あなたは天におられる神であり、また、あなたはすべての異邦の王国を支配なさる方ではありませんか。あなたの御手には力があり、勢いがあります。だれも、あなたと対抗してもちこたえうる者はありません。」(Ⅱ歴20:6)このように、主の御手に権勢と力があることを信じたヨシャパテは、絶望的な環境で、自分の心が問題によって押さえつけられないようにするために、神様の助けを求めました。私たちが問題に出会った時、その問題を神様より大きく見れば、問題を解決することはできません。神様側から見る時、私たちの問題は問題ではありません。ですから、本当の問題は、私たちが神様の力を信じて主の御心通りに行うのか、そうでないのかというところにあります。私たちが危機に出会った時、ヨシャパテのように主の権勢と力を信じて神様の御前に進み行き、叫んで切に求めれば、どのような問題も解決されるのです。

2.神様との関係を考えて祈ったヨシャパテ

ヨシャパテは危機に出会った時、主の御手に権勢と力があることを信じて祈った後、イスラエルと神様との関係を考えて祈りました。彼は、「神様が前にアブラハムを信仰の先祖として呼び出され、このカナンを彼と彼の子孫に与えるとおっしゃられませんでしたか。ですから、この地はアブラハムの子孫である私たちのものなので、誰も奪うことはできません。また、ここに聖所を建てられてから戦争や疫病、剣がこの地に臨む時、この宮に向って祈れば、神様が聞いて下さると約束されました。したがって、神様と私たちは離れられない関係です。ですから、今回の危機に対しても主が知らないとおっしゃることはできません」と祈ったのでした。(Ⅱ歴20:7∼9)ヨシャパテは、神様とイスラエルの関係は断ち切ろうと思っても断ち切れられない関係のゆえに、彼らの問題はまさに神様が負われるべき重荷であると、神様に叫んだのです。今日、私たちの祈りもこのようであるべきです。私たちの心の中の不安と恐怖を追い出すためには、神様の力を信じて、神様との関係をはっきりとするべきです。しかし、私たちが神様と正しい関係を結ぶためには、まずイエス・キリストを救い主として信じて、神様の子供にならなければなりません。そうすれば、神様が神様の子供になった私たちの全ての必要を満たして下さいます。聖書は、「私たちすべてのために、ご自分の御子をさえ惜しまずに死に渡された方が、どうして、御子といっしょにすべてのものを、私たちに恵んでくださらないことがありましょう。」(ローマ8:32)と記されています。

3.ただ主だけを見上げて叫んだヨシャパテ

ヨシャパテは、主の御手に権勢と力があることを信じて祈ってから、イスラエルと神様の関係を考えて祈る時までは、神様に助けを要請しませんでした。しかし、彼が三番目に祈る時には「ところが今、アモン人とモアブ人、およびセイル山の人々をご覧ください。この者たちは、イスラエルがエジプトの地を出て来たとき、イスラエルがそこに侵入することをあなたがお許しにならなかった者たちです。事実、イスラエルは彼らから離れ去り、これを根絶やしにすることはしませんでした。ご覧ください。彼らが私たちにしようとしていることを。彼らは、あなたが私たちに得させてくださったあなたの所有の地から私たちを追い払おうとして来ました。私たちの神よ。あなたは彼らをさばいてくださらないのですか。私たちに立ち向かって来たこのおびただしい大軍に当たる力は、私たちにはありません。私たちとしては、どうすればよいかわかりません。ただ、あなたに私たちの目を注ぐのみです。」(Ⅱ歴20:10∼12)と叫び、神様に助けを求めました。このように祈ってから、彼は全ユダの民と共に、神様の答えを待ちました。すると、神様は「この戦いではあなたがたが戦うのではない。しっかり立って動かずにいよ。あなたがたとともにいる主の救いを見よ。ユダおよびエルサレムよ。恐れてはならない。気落ちしてはならない。あす、彼らに向かって出陣せよ。主はあなたがたとともにいる。」(Ⅱ歴20:17)と答えられました。これに対してヨシャパテ王は、「ユダおよびエルサレムの住民よ。私の言うことを聞きなさい。あなたがたの神、主を信じ、忠誠を示しなさい。その預言者を信じ、勝利を得なさい。」(Ⅱ歴20:20)と叫んで、力強く進んで行きました。

4.歌う者を組織したヨシャパテ

神様が与えられた信仰によって充満になったヨシャパテ王は、歌う人々を選び、聖なる飾り物を着け、武装した者の前で行進しながら、「主に感謝せよ。その恵みはとこしえまで。」(Ⅱ歴20:21)と賛美させました。すると、神様の奇跡が起こりました。その歌と賛美が始まる時に、主が伏兵を設けてユダに攻めて来たアモン人とモアブ人とセイル山の人々を襲わせたので、彼らは打ち負かされました。(Ⅱ歴20:22)この後、ヨシャパテとその民が敵軍の物の分捕りをしに行きましたが、財産と衣服と宝があまりにも多かったので、三日間かかるほどでした。(Ⅱ歴20:25)ヨシャパテの祈りと賛美を聞かれて答えられた神様は、今日も私たちの祈りと賛美を聞かれて答えられます。ですから、私たちの人生に様々な問題が発生すれば、ヨシャパテのように祈りと賛美を通して神様の奇跡を体験しなければなりません。

◎聖書研究
1.ヨシャパテは、国が危機に陥った時、どのように解決しましたか?(勉強する内容)
2.神様は、全ユダの民とヨシャパテの祈りに対して、どのように答えられましたか?(Ⅱ歴代誌20:17;勉強する内容)

◎交わりと適用
1.危機に出会った時、ヨシャパテのように主の権勢と力を信じて神様の御前に進み行き、叫んで祈った結果、問題が解決された境遇をお互いに話してみましょう。
2.あなたは、祈りと賛美が主の力を受ける通路であることを信じますか?