神様の摂理 (2015.11.11)

1.神様の民が苦難に遭う時

エジプトの王パロは、イスラエルの民がおびただしく増えたのを見て、恐れました。(出1:10) 敵が攻撃する際に、増え広がったイスラエルの民が敵と力を合わせれば、エジプトが脅威にさらされると考えたからです。そのため、パロはイスラエルの民を迫害し始めました。しかし、迫害にもかかわらず、イスラエルの民はさらに増え広がりました。神様の民は、苦難の時に強く信仰が成長し、お互いが信仰によって一つになり、さらに大きなリバイバルの働きを成します。
弾圧政策が失敗に終わると、パロは、ヘブル人の男子が産まれたら、ナイル川に捨てて殺す命令を下しました。(出1:22) この絶望的な時代に、レビ人のアムラムとヨケベデの家庭から、将来イスラエル民族を救う指導者モーセが産まれました。エジプトの圧政の下でうめき叫ぶイスラエルの民を救われるために、神様は静かに一人の指導者を準備されました。モーセの親は、パロの命令に背いたことが発覚すれば殺されると分っていましたが、モーセを三か月間、隠して育てました。(出2:2)そして、これ以上家の中で隠すことができなくなった時、パピルス製のかごに赤ん坊を寝かし、ナイル川の岸の葦の茂みに置くことに決めました。これは、驚くべき信仰の決断です。彼らは親としてできる最善を尽くし、赤ん坊の命は生死禍福を主観される神様に委ねました。このように、信仰は神様を信じるゆえに何もしないことではなく、逆に信じるゆえに最善を尽くし、絶対絶望の時でも希望を捨てず、神様の助けを待つことです。詩篇37篇5節は、『あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる』と記されています。

2.神様の救いの働き

赤ん坊をパピルス製のかごに寝かせ、ナイル川の岸の葦の茂みの中に置いたヨケベデは、赤ん坊の姉ミリアムを使わせて、かごがどうなったのか、見守るようにさせました。(出2:4) 絶望の中で赤ん坊をあきらめたのではなく、神様の助けを求め、信仰を持って、希望の中で神様の御手を待っていたのでした。かごが葦の茂みに置いているその時に、パロの娘がナイル川へ水浴びに来ました。(出2:5) これが、まさに神様の時間です。人がすべてのことを神様に委ねる時、摂理の中で治められ、主観される神様の偉大な救いの歴史が始まります。したがって、私たちは神様の時間を見つめ、どのような苦難の状況でも落ち込んではいけません。
かごを開けたパロの娘は、赤ん坊がヘブル人であることを一目で見抜きました。(出2:6) しかし、娘は赤ん坊を憐れみ、父であるパロの命に背いて助けました。人の心を動かされる神様は、敵の娘の心を感動させ、死ぬべきであった赤ん坊を奇跡的に救われたのです。神様が共におられたら、敵陣も避け所になります。ここに、神様の摂理と偉大な計画があります。サタンは、イスラエルの民に対する神様の救いの歴史を壊すため、パロを通してモーセを殺そうとしましたが、神様はパロの娘である王女を通して、神様が用いようとされる赤ん坊モーセを救われたのです。

3.神様の導き

パロの王女が赤ん坊モーセを見ている時、ミリアムはその時を逃さずに近づいて行き、へブルの女の乳母としてモーセの母を紹介しました。(出2:7~8) これは、実の母を通して赤ん坊を育てる神様の導きでした。ヨケベデはモーセを養育し、彼に神様の偉大な摂理と約束を教え、彼が神様の民であることを悟らせました。また、モーセはパロの王女の息子として、エジプトの宮中のすべての学術を学びました。(使徒7:22) 母の信仰教育とエジプトの宮中の教育を通して、また後にイスラエルをエジプトから救う指導者として、神様は彼を徹底的に準備し、彼の道を導かれました。このように、神様の計画通りにモーセを死から救われ、出エジプトの指導者として準備された神様は、ご自身の計画通りに、今日も私たちの人生を干渉され、私たちを具体的に、摂理の中で導かれます。したがって、私たちはどんな状況でも絶望せず、私たちの生活の場所で最善を尽くし、ただ神様だけを信じて頼らなければなりません。
人生で偶然のように見えるすべての出来事の背後には、神様の摂理、すなわち神様が定められた計画と目的があります。神様は今日も、ご自身の摂理によって私たちを導いておられます。箴言16章9節には、『人は心に自分の道を思い巡らす。しかし、その人の歩みを確かなものにするのは主である』と記されています。神様は私たちに苦難を歩ませ、神様の道を指示され、導かれる時があるので、たとえ現在、苦難に遭っていても、私たちは苦難に集中せず、神様の計画と摂理に集中しなければなりません。神様の計画は、神様の時に必ず成就されます。

◎マナの要約
<神様の民が苦難に遭う時>
1.イスラエルの民は過酷な弾圧の下にいましたが、神様はモーセという彼らを救う人を準備されていました。
2.私たちは苦難の中でも、信仰の決断を下さなければなりません。
<神様の救いの働き>
1. 神様は敵であるパロの娘を通して、イスラエルの民を救う計画を持っておられました。
2.私たちは神様の計画を見つめ、どんな苦難の状況でも落ち込んではいけません。
<神様の導き >
1.偶然のように見える全ての出来事の背後には、神様の摂理、すなわち神様が定められた計画と目的があります。
2.神様の計画は、神様の時に必ず成就されます。
3.神様の計画通り、モーセを備えられた神様は、ご自身の計画通りに今日も私たちを具体的に導かれます。

◎私の生活のマナ
<隣の人とあいさつ>                                           
1.世のすべての出来事には、神様の摂理、神様が定められた計画と目的があります。                
2.どんな苦難の状況でも、神様の計画を見つめ、落ち込んではいけません。                  
3.神様は、ご自身の計画通りに、今日も私たちを導かれます。                          
4.神様の計画は、神様の時に必ず成就されます。
<祈り>
1.世のすべての万物を摂理通りに主観される神様の計画を悟り、現在、苦難に遭っていても、神様を見つめ、絶望しないように祈りましょう。
2.私たちに向けられた神様の良き計画が必ず成され、私たちをいつも導く神様に感謝の祈りを捧げましょう。
<とりなしの祈り>
隣の人と祈りの題目を分かち合って、共に祈りましょう。