イサクに与えられた祝福 (2015.10.21)

1.神様の祝福で裕福になったイサク

本文は、神様がイサクにどのような祝福を与えたのか、それに対する説明から始まります。『イサクはその地に種を蒔き、その年に百倍の收穫を見た。主が彼を祝福してくださったのである』(創26:12) イサクは飢きんのため、他の人々のように、食料が豊かなエジプトに居住地を移そうとしました。しかし、神様はイサクに対して、エジプトに下らず、神様が示された地に住むように告げられました。(創26:2) イサクがこれに従順すると、神様が天の門の扉を開かれ、イサクを祝福されました。その後、イサクは飢きんの中で農業をしましたが、なんと百倍の実を結びました。パレスチナの地で農業をして、百倍の収穫を得ることは、農夫たちが期待する最高の結果でした。アブラハムとイサクは農夫ではなく、牛や羊を飼う遊牧民でした。それでも、危機の状況で人に頼らず、神様に従順した時、慣れていない農業でも百倍の実を結ぶ祝福を受けました。従順は、祝福を含む器です。問題と患難にぶつかる時、私たちは何に頼らなければならないでしょうか? 人の判断に頼れば、飢きんの時には、水が豊かなエジプトに下ることが合理的です。しかし、イサクは人の判断に従わず、神様の御言葉に従順しました。『心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りにたよるな。あなたの行く所どこにおいても、主を認めよ。そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる』(箴言3:5~6) 神様の御言葉に従順したイサクは、裕福を受けます。(創26:13) 聖書で裕福と呼ばれる人は、唯一イサクだけです。裕福は天から来るという昔の言葉のように、神様は従順するイサクを裕福しました。

2.ペリシテ人のねたみ

イサクは神様に従順して、大きな祝福を受け、羊や牛の群れやしもべを多く所有する人になりました。アブラハムの従順を遺産として受け継いだイサクは、すべての祝福も遺産として受け継ぎました。すると、その地で先祖代々暮らしてきたペリシテ人がねたみ、嫉妬しました。(創26:14)「転んで来た石が、元々ある石を追い出す」という言葉のように、牧草を探してさまよい歩く遊牧民のイサクがゲラルに来て裕福になったので、彼らがイサクを不満に思うことは当然のことでした。人の嫉妬とねたみは、多くの場合、非常に幼稚で卑劣な行動を犯させます。『それでペリシテ人は、イサクの父アブラハムの時代に、父のしもべたちが掘ったすべての井戸に土を満たしてこれをふさいだ』(創26:15) イサクの祝福を嫌がったペリシテ人は、アブラハムのしもべたちが掘ったすべての井戸に土を満たし、塞いでしまいました。中近東地方は今日でも水が貴重ですが、古代社会で井戸を塞ぐことは、命の綱を切ることと同じでした。そして、その当時の王であったアビメレクまで出て来て、イサクに出て行くように言いました。(創26:16) ゲラルの人々が乱暴して、王までがこの地から出て行くようにと言われると、イサクはしかたなく、百倍の実を結んでいた沃土と父アブラハムが掘った井戸を置いて去り、ゲラルの谷間に天幕を張りました。その場所で新しく井戸を掘ることは難しかったので、イサクは父アブラハムが掘り、ペリシテ人が塞いだ井戸を再び掘ることにしました。(創26:18)

3.イサクの井戸

イサクのしもべたちが、湧き水の出る井戸を見つけました。(創26:19) イスラエルの谷間は、広い平原です。広大な平原を掘って、湧き水の出る井戸を見つけることは、砂浜で針を見つけるようなものです。そのため、聖書ではイサクのしもべたちが谷間を掘っている時、湧き水の出る井戸を見つけた、という表現をしています。まさに、神様の恵みによって得た、ということです。しかし、イサクのしもべたちが発見した湧き水の出る井戸を、ゲラルの羊飼いたちは横取りしようとします。(創26:20) さらに、イサクは他の井戸を掘りましたが、ゲラルの羊飼いたちと再び争いました。(創26:21) しかし、イサクはゲラルの人々と、井戸のために長く争わないで譲りました。その理由は、井戸は神様が与えたので、神様から再び与えられることをイサクは知っていたのです。神様の恵みは、終わることなく受け取れるものでした。イサクは、父アブラハムにすべての祝福を与えられた神様を知っていました。譲ることが損ではないことを、イサクはすでに知っていました。このように、信じる人々にとって苦難は祝福の始まりであり、神様の計画の一部であることを忘れてはいけません。(創50:20、ヤコブ5:10~11)

◎マナの要約
<神様の祝福で裕福になったイサク>
1.イサクは飢きんのため、他の人々のように食料が豊かなエジプトに居住地を移そうとしました。
2.神様はイサクに、エジプトに下らず、神様が示す地に住むように告げられました。
3.イサクがこれに従順すると、神様が天の門を開かれ、イサクを祝福されました。
<ペリシテ人のねたみ>
1.イサクの祝福をねたんだペリシテ人は、アブラハムのしもべたちが掘ったすべての井戸に土を満たし、塞いでしまいました。
<イサクの井戸 >
1.ゲラルの羊飼いたちは、イサクのしもべたちが発見した湧き水の出る井戸を横取りしようとしました。
2.イサクは、彼らと争わないで譲りました。その理由は、井戸は神様が与えたので、神様から再び与えられることをイサクが知っていたからでした。

◎私の生活のマナ
<隣の人とあいさつ>
1.苦難がおとずれる時、人の言葉より神様の御声に耳を傾けましょう。
2.神様の御言葉に従順しましょう。
3.争わず、譲って神様の恵みを体験しましょう。
<祈り>
1.いつも神様の御声に耳を傾け、神様の御心の通りに生きるように祈りましょう。
2.いつも従順することで、イサクのように行く所々で祝福が受けられるように祈りましょう。
3.争わず、イサクのように譲ることができるように祈りましょう。
<とりなしの祈り>
隣の人と祈りの題目を分かち合って、共に祈りましょう。