アブラムに向けた神様の召しと約束 (2015.10.7)

1.アブラムを召された神様

神様はアダムとエバの堕落以降、人類の救いを約束されました。『わたしは、おまえと女との間に、また、おまえの子孫と女の子孫との間に、敵意を置く。彼は、おまえの頭を踏み砕き、おまえは、彼のかかとにかみつく。』(創3:15) 神様は、アブラムを選んで召され、地上のすべての民族に祝福を与えるために、新しい救いの歴史を始められました。『その後、主はアブラムに仰せられた。「あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。」』(創12:1)このために、神様はアブラムに、次の三つから離れるように告げられました。
① 故郷から離れなければなりませんでした。これは、偶像崇拝が蔓延していた環境から離れるように告げられたのです。
② 親戚から離れなければなりませんでした。親戚は、血肉を意味します。
③ 父の家から離れなければなりませんでした。離れる対象は、故郷、親戚、父と順次具体化します。これは、神様がアブラムに、世の中から徹底して離れることを要求しています。

2.アブラムに約束された祝福

神様は、アブラムに徹底して離れることを要求されると同時に、アブラムを祝福されました。『わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。あなたの名は祝福となる。あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は,あなたによって祝福される。』(創12:2~3)
① アブラムが大いなる国民となります。国民として翻訳されたヘブル語の言語は、固有した領土と言語を持つ国を意味します。すなわち、神様はアブラムを通して、多くの人口と領土、そして固有の言語を用いる巨大な国民共同体を成し遂げるということです。究極的に、この国民共同体は、全人類を救う神様の計画を成し遂げるための道具でした。
② 神様がアブラムに祝福を与えられます。創世記12章2節の「あなたを祝福し」という表現は、未完了形としてなっています。すなわち、「あなたに続けて祝福を与えよう」という意味として見ることができます。したがって、神様が告げられた祝福は、継続的な豊かさを現します。呪いと貧しさは神様の御心ではなく、神様は私たちの人生が終わる瞬間まで、私たちが神様の祝福をうけ、霊的にはもちろん、物質的にも不足のない人生、施し、分かち合う人生を生きるように願われます。
③ 神様はアブラムの名前を大いなるものとされます。
④ 神様はアブラムが祝福されると告げられました。
⑤⑥ 神様はアブラムを祝福する者を祝福され、アブラムを呪う者を呪われます。
⑦ 地上のすべての国民は、アブラムを通して祝福を受けます。神様は、アブラムを選ばれて、彼に祝福を与えられ、彼を祝福の通路として、世の中のすべての人々に、祝福が伝えられるようにすると告げられたのです。
神様がアブラムに与えた祝福の特徴は、まず神様に選ばれた人が祝福を受け、祝福を受けた人によって、世の中のすべての人々がその祝福を共に受けるようになることです。すなわち、アブラムに与えられた祝福は、「あなたの名は祝福となる」(創12:2)の御言葉に集約することができます。

3.御言葉に従順したアブラム

神様の御言葉を聞いたアブラムは、すぐに従順してハランを出ました。『アブラムは主がお告げになったとおりに出かけた。ロトも彼といっしょに出かけた。アブラムがハランを出たときは、七十五歲であった。』(創12:4) アブラムは神様の御言葉に従順して、カナンの地に向かって一歩を踏み出しました。オズワルド・チェンバーズ牧師は、「神様の召しは、私たちが従順する時にだけ明らかにされる。私たちが従順する時、すべてのことが明らかになっていく。だから、後に振り返ってみれば、私たちは確信に満ちた笑いを浮かべて、このように言うようになる。『主がすべてのことを完璧になさった!』」と語りました。神様の召しに従順したアブラムは、ついにカナンの地に到着しました。『アブラムは妻のサライと、おいのロトと、彼らが得たすべての財産と、ハランで加えられた人々を伴い、カナンの地に行こうとして出発した。こうして彼らはカナンの地に入った。』(創12:5) テラから始まった家族の大移動は、アブラムによって成し遂げられました。アブラムがウルを出て、カナンに入った経路は、ユーフラテス川を渡リ、シリア、ダマスコを通って、ヘルモン山の南側を回る長々7000㎞に達する遠い道であったと推定されます。この旅程は、アブラムの絶対的な従順の結果でした。
このように、信仰の先祖たちには共通された特徴があります。それは、まさに従順です。ノアとアブラムは、従順を通して神様の恵みを受けました。(へブル11:7~8) したがって、私たちもこのような従順を通して、神様の恵みと祝福を溢れるほど受ける人生を生きなければなりません。

◎マナの要約
<アブラムを召された神様>
1.神様はアブラムを呼ばれ、故郷、親戚、父の家を離れるように告げられました。
2.神様は、アブラムが世の中から徹底して離れ、ただ主、神様だけ見上げるように願われました。
<アブラムに約束された祝福>
1.地上、子孫、祝福という三つの包括的な領域で成し遂げられます。
2.アブラムが受けた祝福の特徴は、まず神様に選ばれた人が祝福を受けるようになり、祝福を受けた人よって、世の中のすべての人々が祝福を共に受けるようになることです。
<御言葉に従順したアブラム>
1.神様の御言葉を聞いたアブラムは、すぐに従順して、ハランを出ました。
2.アブラムは、ウルを出て、カナンまで長々7000㎞に達する遠い道を移動しました。このような驚くべき旅程は、アブラムの絶対的な従順を通した神様の恵みによって可能になることでした。

◎私の生活のマナ
<隣の人とあいさつ>
1.世的な人ではなく、神様の人になりましょう。
2.アブラムに与えられた祝福を私たちも受けて、享受しましょう。
3.御言葉に従順し、御言葉の能力を体験しましょう。
<祈り>
1.神様に召されたならば、すぐ従順できるように祈りましょう。
2.神様が私たちに与えられたアブラムの祝福を、神様の栄光のために用いることができるように祈りましょう。
3.神様の御言葉に従順して、奇跡が体験できるように祈りましょう。
<とりなしの祈り>
隣の人と祈りの題目を分かち合って、共に祈りましょう。