第20課 睦まじい家庭のために (2015.5.20)

1.人類最初の家庭の悲劇

アダムは神様から妻エバが与えられ、エデンで最初の家庭を築きました。しかし、その最初の家庭は、凄惨に崩壊しました。その原因の一つは、アダムが妻の面倒をきちんと見られなかったからです。一つの家庭の頭(かしら)になったアダムは、妻であるエバの面倒をきちんと見るべきだったのに、できませんでした。その結果、エバがサタンの誘惑に騙され、神様が禁じた善悪の知識の木の実を取って食べてしまいました。それだけでなく、アダムは妻を自由にさせました。アダムは、『あなたは、園のどの木からでも思いのまま食べてよい。しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。それを取って食べるとき、あなたは必ず死ぬ。』(創2:16~17)と告げられた神様の御言葉をはっきりと聞いたにもかかわらず、神様の御言葉に不従順して、妻が与える実を食べました。アダムは、妻の面倒をきちんと見られなかっただけでなく、子供の教育もできませんでした。それゆえ、カインがアベルを殺す悲劇を招いてしまいました。このように、アダムは一つの家庭の頭として、指導力をうまく発揮できませんでした。その結果、彼は夫として失敗し、父としても失敗したのです。

2.正しい家庭を作るために

私たちが正しい家庭を築くためには、まず神様の御言葉に従順しなければなりません。アダムが神様の御言葉に従順していたなら、彼の家庭に悲劇は訪れなかったはずです。したがって、私たちが正しい家庭を築くためには、神様の御言葉に従順する人生を生きなければなりません。
また、私たちが正しい家庭を築くためには、夫婦間の秩序や、親子間の秩序を正しく維持しなければなりません。最初に、夫婦間の秩序を正しく維持しなければなりません。教会の頭がイエス・キリストであるように、一つの家庭の頭は夫です。したがって、教会がイエス・キリストに従順するように、妻は夫に従順しなければなりません。さらに、イエス様が十字架につけられ、血を流されるまで教会を愛されたように、夫も妻を愛さなければなりません。(エペソ5:22~25)
また、親子間の秩序も正しく維持しなければなりません。キリスト教は、親孝行の宗教です。十戒の5番目の戒め、『あなたの父と母を敬え』の戒めは、長寿の祝福と関連されています。すなわち、子供が世の中で正しく、長生きしようとするならば、親を敬わなければなりません。(エペソ6:1~3) また、親は子供を怒らせず、主の教訓と訓戒によって育てなければなりません。(エペソ6:4)親は、子供を自分の感情で治めてはいけません。子供は親の個人所有物ではなく、神様が与えた賜物であり、報酬だからです。それゆえ、親は子供を主の教訓と訓戒によって育てなければなりません。

3.睦まじい家庭のために努力するべきこと

家庭では、農夫が農作業をすることと同様に、汗を流して努力しなければ、豊かな収穫を得ることはできません。私たちが睦まじい家庭を築くための努力をせず、睦まじい家庭を期待することは、愚かなことです。それは、まるで野に種を蒔いた後、何の労苦もせず、豊かな収穫を期待することと同じです。したがって、私たちが睦まじい幸せな家庭を築くためには、絶えず努力しなければなりません。では、私たちが睦まじい家庭を築くために、どのような努力をするべきでしょうか?
一番目、神様と親密にならなければなりません。すべての家族が主日を聖く守り、毎日の家庭礼拝を通して共に聖書を読み、祈れば、神様と親密になることができます。このように、すべての家族が父なる神様を中心に、信仰と希望と愛によって一つになる時、幸せな家庭を築くことができます。
二番目、家族間で、お互いが親密に過ごさなければなりません。そのためには、時々全家族が楽しめる時間を準備することが重要です。また困ったことが起これば、お互いに助け、面倒を見なければなりません。過ちがあれば、各自の過ちを正直に告白し、お互いに赦さなければなりません。このように、全家族がお互いに関心を持って親密に過ごせば、睦まじい幸せな家庭を築くことができます。それだけでなく、困難な環境に置かれた隣人がいれば、全家族が力を合わせて共に助けなければなりません。そうすれば、全家族が心を合わせて助けた喜びと共に、家庭に対する自負心が生まれ、家族間がさらに親密になることができます。
三番目、家族間でお互いに人格を尊重しなければなりません。人は誰でも人格があります。夫は夫なりに、妻は妻なりに人格があり、子供たちも人格があります。したがって、家族間でお互いの人格に傷を付ければ、どんなに良い家で、良い服を着て、良い食物を食べて暮らしても、睦まじい家庭を築くことはできません。それゆえ、家族間でもお互いに人格を尊重しなければなりません。特に、睦まじい家庭を築くためには、夫婦間でお互いの人格を尊重することは非常に重要です。そのために、夫婦は相手の弱点をお互いに暴き、攻撃してはいけません。この世で弱点のない人は、一人もいません。したがって、夫婦はお互いの弱点を補うように努力しなければなりません。
また、お互いが自尊心に傷を付けるような言葉や行動はしないように注意しなければなりません。人は誰でも、自分の価値を認められようとします。それゆえ、夫婦はお互いに価値があり、尊い存在である事実を、いつも悟らなければなりません。そうした時、新しい勇気と希望と喜びがお互いに溢れ出て、睦まじい家庭を築くようになるのです。
家庭は、私たちの社会の基本的な組織であるので、家庭が健康であれば、社会も健康になります。しかし、私たちの社会に不幸な家庭が多くあると、社会も不安になって行くのです。したがって、私たちは睦まじい家庭を築くため、努力しなければなりません。幸せで睦まじい家庭は、家族全員が共に努力する時、成り立つ『共同芸術作品』と言うことができます。

◎聖書研究
1.正しい家庭を築くために、私たちがするべきことは何ですか?(勉強する内容)
2.私たちが睦まじい家庭を築くためには、どのような努力をするべきでしょうか?(勉強する内容)

◎交わりと適用
1.睦まじい幸せな家庭を築くために、努力していることをお互いに話してみましょう。
2.睦まじい幸せな家庭を築くために、あなたがさらに努力するべきことは何ですか?