第10課 教え、導く聖霊様 (2015.3.11)

1.聖霊様の導きを受けることを切に願わなければなりません

どんなに有能な人でも、自分の知識や技術を他人に教える時、教えを受ける人が本気で学ぼうとしなければ、教える心が失せてしまいます。同じように、私たちの心に、聖霊様の導きを受ける切なる願いがなければ、聖霊様の導きを受けることは困難です。自分の心の置き所が、聖霊様の教えと導きを受ける準備を整えているか、いないかは神様がご存知であり、自分自身も知っています。
また、私たちが聖霊様の導きを受けるためには、私利私欲を捨てなければなりません。聖霊様が私たちに神様の御心を知らせれば、自分が損になっても、神様の御心に従順するという心を持たなければなりません。そうすれば、聖霊様が私たちを正しく導いて下さるのです。

2.聖霊様の指示を受けなければなりません

私たちの心に聖霊様の導きを受ける準備が整っていれば、聖霊様が夢や幻、御声を通して神様の御心を私たちに知らせます。ヨセフは、彼の婚約者マリアが、聖霊によってイエス・キリストを身ごもった事実を、夢を通して知らせ(マタイ1:20)、サウロは、ダマスコに行く道で「サウロ、サウロ。なぜわたしを迫害するのか」(使徒9:4)、という主の御声を聞きました。このように、聖霊様は特別な場合に夢や幻、御声を通して、今日でも私たちに神様の御心を知らせて下さいます。
しかし、一般的には、神様の御言葉を通して私たちを教え、導きます。私たちが神様の御言葉を読み、聞き、黙想し、勉強し、暗唱する時に、聖霊様が私たちに与える神様の本当の御心を教えるのです。
また、聖霊様は、私たちの直感や確信を通して私たちを導きます。ピリピ2章13節は「神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるのです」と記録されています。このように、聖霊様の特別な方法や一般的な方法を通して、私たちは聖霊様の導きを受けることができます。

3.御言葉の保証を求めなければなりません

私たちが聖霊様の指示を受けたら、それが神様の御言葉に背いていないか、詳しく調べなければなりません。どんな啓示や幻も、神様の御言葉に勝ることはないためです。神様の御言葉は、神様と人間の間に起こるすべての事において、神様の御心を分別する尺度になります。私たちの心の中にどんな燃える願いがあっても、その願いが神様の御言葉と一致していなければ、それは神様の御心ではありません。したがって、私たちが聖霊様の導きを受けたと考えられる事でも、その事が神様の御言葉にかなっているのか、そうでないのか、聖書の御言葉を通してきちんと詳しく調べなければなりません。
そして、御言葉と一致しない願いについては、きっぱりと切り捨てなければなりません。啓示や幻、そして異言の通訳や預言など、何でも神様の御言葉と一致しなければ、それは神様から来たものではありません。ただ、神様の御言葉だけが、神様の本当の御心を示してくれる尺度なのです。

4.心の審判官に尋ねなければなりません

聖霊様の導きなのか、そうでないのかに対する心の審判官は、『平安』です。神様が共におられることは、私たちがどのような状況の中に置かれても、私たちの心の中に平安があります。しかし、神様が働かなければ、見た目は静かでも心の中では不安になります。イザヤ26章3節を見れば、「志の堅固な者を、あなたは全き平安のうちに守られます。その人があなたに信頼しているからです」と記されています。このように、神様は、私たちが平安になるように守って下さるのです。
したがって、私たちは何かを行う前に、主の平安が臨むまで待たなければなりません。私たちは、聖霊様からどのような指示を受けたとしても、心の中に平安がなければ、まだ神様の時ではありません。しかし、私たちの心の中にためらい、心配、不安、焦りがすべて消え去り、平安が満ち溢れたら、神様が共に歩まれる証しになるのです。

5.環境的な導きを求めなければなりません

導きを確証するためには、環境の証しが現れなければなりません。Ⅰ列王記18章41節から46節を見れば、エリヤが3年半の間、雨が降らなかったイスラエルのために祈り、答えられる場面が出てきます。彼はカルメル山の頂上に登り、地にひざまずき、自分の顔をひざの間にうずめて切に祈りながら、若い者に「さあ、上って行って、海のほうを見てくれ」と言いました。しかし、上って、見てきた若い者は「何もありません」と言いました。すると、エリヤは若い者に「七たびくり返しなさい」と言いました。七度目に彼は、「あれ。人の手のひらほどの小さな雲が上っています」と言いました。その報告を受けたエリヤは、若い者に「上って行って、アハブに言いなさい。『大雨に閉じ込められないうちに、車を整えて下って行きなさい』」と教えました。やっと、手のひらほどの雲が見えましたが、その小さな証しを通して、祈りの答えの確証を得たのでした。今日でも、私たちが切に神様の御心を求めれば、神様は必ず私たちの環境で「手のひらほどの雲」であっても見せてくださいます。
今日は、私たちは聖霊様の導きを受ける方法について、詳しく見ました。私たちが聖霊様の導きを受けるためには、まず聖霊様の導きに従う覚悟と決心がなければなりません。そして、聖霊様の御心を確認した後に、神様の御言葉に一致しているのか詳しく調べなければなりません。さらには、その事に対して祈る時、心に平安があるのかを調べ、最終的には環境の証拠を調べなければなりません。そして、環境の証拠まで現れたら、間違いなく聖霊様の導きであることを知り、行えばよいのです。そうすれば、驚くべき神様の能力を体験するようになります。

◎聖書研究
1.私たちが聖霊様の教えと導きを受けるためには、どのような姿勢を取らなければなりませんか?(勉強する内容)
2.聖霊様の導きなのか、そうでないのかに対する心の審判官は何でしょうか?(勉強する内容)

◎交わりと適用
1.聖霊様の教えと導きを受けた境遇について、お互いに話してみましょう。
2.あなたは今、どのような事で聖霊様の教えと導きが必要ですか? また、聖霊様の導きを受けるために、あなたがするべきことは何ですか?